バナワ小学校を訪問しました。
フィリピンの小学校については子供たちから話を聞いていたので、なんとなく知ってはいました。しかし一度自分の目でその様子を見てみたいと思い、セブ市内にある公立のバナワ小学校に訪問してきました。
フィリピンの小学校の様子
私が訪れた学校では各学年ごとそれぞれの教室に30〜40人の子供たちがいました。クーラーなどは無く扇風機が何台か(壊れているのもあり)設置されていました。しかし教室の中は汗が垂れるほど暑い。
座席については日本の学校のように個人の席があるわけではなく、長テーブルの好きなところに各々が座るという形でした。ロッカーなどそれぞれの荷物を収容するスペースはなく、全て荷物は自分のリュックで持ち帰るそうです。そのため彼らの荷物は本当に重い。私も実際リュックを持たせてもらいましたが、大人の私でも辛いと思うほどの重さでした。
経済環境が如実にわかるクラスルーム
どんな服装でどんな持ち物を持ってくるべきかという点において、日本の場合はある程度の統一性があります。しかしフィリピンではそれぞれの経済環境に差があるので、その家庭で調達できる範囲でそれぞれがやりくりしている印象でした。
制服を買える子は制服、買えない子は私服。靴を買える子はスニーカー、買えない子はサンダル。文房具やノートを買える子はそれを使うし、買えない子はひたすら黒板を眺めている。日本で生まれ育った私にとってこの光景は正直驚かされるものでした。そして改めて最低限の勉強道具は揃えてあげたいなと感じました。
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